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2024年1月 「光る君へ」

新年になった途端に地震や飛行機事故など、痛ましい事が立て続けに起こりました。お正月気分がどこかに行ってしまい、インドアの毎日です。

去年のNHKの大河ドラマが予想以上に面白かったので(1番は「長篠の戦い」の回)、今年は何だと楽しみにしていたら、紫式部のドラマだと。
有名な源氏物語を書いた人ですね。
たまたま去年から、BOOKOFFで買った田辺聖子さんの訳の「新源氏物語」を読んでいて、シンクロしてるな、と期待が膨らみます。
しかし、今この歳になって改めて、わかりやすい文章で書かれた光源氏の素行?をたどると、思うことはただひとつ。
「なんだ、コイツ、、」。
全くとんでもない野郎です。光源氏がやってることは今の法律では多くが犯罪、架空の人物だし、その時代の常識なんだからしょうがないんですが、読み進めるとだんだん腹が立ってきます(笑)。
1番嫌だ、と思うのは、正妻の紫の上(小さい頃に拉致同然に連れてこられた!)に、いろんな愛人のここが優れている、とか話すんですよ。せめて黙ってなよ、って(怒)。
しかも他の愛人の産んだ子供を、いくら紫の上に子供ができないからって、引き取ってきて育てさせる、って何。しかし紫の上は嬉々として育てているようで、なんで?と言いたくなります。
光源氏が正装して舞を踊ると、皆が感動して涙を流すというすごいイケメン、仕事もできるゆえにやりたい放題。深刻な浮気が朝廷にバレて僻地の須磨に左遷されても懲りずに明石の上という美女に手を出す、しかも手引きしたのは明石の上の父親、そんなんでいいのか、、。
訳わからない時代の、こんな伏線を思い浮かべながら、それでも大河ドラマは楽しく見ることにしましょう。
今年もよろしくお願いいたします。地震や事故に遭われた方々が、少しでも早く日常に戻れることを祈りながら。