2022年5月 人生案内
読売新聞を愛読していますが、「こどもの詩」「編集手帳」「時代の証言者」など好きなコラムはいろいろあります。
中でも読んで勉強させてもらえるのが「人生案内」。
仕事でコーチングの他に、アドバイスもしなければならない時がありますが、そんな時の参考となります。
新聞では読者の相談に対して識者が回答する訳ですが、何人か回答者がいて、少し前から作家のいしいしんじさんが加わり、心を動かされる内容に、人の相談なのに私自身が涙ぐんでしまうことがあります。
回答の文章自体がまるでひとつの小説です。
この日は、若い女性の失恋した相談に対する、いしいさんの言葉でした。
簡潔ですが優しく、けれどそれだけではない未来への一筋の光を見せてくれる、温かい励ましです。
私も失恋した時に、こんな言葉を誰かにもらえていたなら。
回答がいしいさんの日には、周りの音声を消してしみじみ読み込んでしまいます。