ブログ

2021年4月 善光寺

少しぼやけた写真になってしまいましたが、相変わらず国宝の威厳です。
ご時世であまり遠出をしたくなかった昨今でしたが、2月にようやく勇気を出して松本まで仕事の打ち合わせに行き、3月初めは仕事の本番で千曲市へ伺い、長野市に足を延ばして、疫病退散のお参りに二十数年ぶりに善光寺詣でができました。
仲見世を歩いていて思ったのは「あれ、こんなに街並みがきれいだったっけ?」
考えてみたら前回行ったのは1997年の御開帳の時。次の年の2月に長野冬季オリンピックだったので、街を作り変えていた最中だったんですね。
「後付けで盛ったでしょ」と言われそうですが、その時に少し不思議なエピソードがありました。
そもそもなぜ御開帳へ行ったかというと、再婚したばかりで子供が欲しかった私、中々うまくいかず、気分転換も兼ねてだったんですね。
善光寺へ歩いていく途中に小さなお寺がいくつかありましたが、何も考えずぶらっと一人で入ったところに祠(ほこら)か石塔があって、これは何だろうと眺めた時、すぐそばに年配の女性が来て、「ここは白蛇が祭られていて、子宝の神様ですよ」と教えてくれ、「あなた子供ができますよ」とおっしゃったんです。「え、そうなんですか?」とびっくりした私、もう一度じっくり祠か石塔を見直し、隣を見たらもうその方はいませんでした。
そのあと長野から帰って次の月あたりに妊娠がわかったという。
もしかしてあの女性は白蛇の・・などと当時は考えましたが、その後出産、子育て、起業の渦に巻き込まれ、全速力で駆け抜けた毎日、今回そのエピソードすらも忘れていて、お礼参りができませんでした。
世の中が落ち着いたらもう一度娘と、善光寺参りしたいな、と思います。
その時現れた女性は、もしかしたらその前年に亡くなった母だったかも・・!